スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

終わった地球

今2150年

昔「図書館」と言われていた場所にこんなことが書いてある本があった。


「人間が人間を殺し、人間が地球を滅ぼしていく。

核、生物兵器、土壌汚染、森林伐採、人間たちが自分でやってきたことなのに異常気象と人は呼ぶ。

異常?

何もおかしいことはない。

人間が今まで好き勝手にやってきたツケが今になって回ってきただけだ。

だからこんな世界になってしまったのだ。

そして人は言う。

神様が怒った。
神が私たちを見捨てた。

神?

想像物でしかないものになぜ人間は頼るんだ?

神に頼っている暇があるのならもっと地球を助ける方法を考えればよかったのではないのか。」


ちょっと時代をさかのぼって2050年火星移住が実現した。
その時終わりかけていた地球から逃げるように富裕層の人々が一気に火星に移住した。
その数10年で人が200万人、そのほか牛や豚、動物など数千種、歴史的価値がある美術品などが一緒に火星に向かった。


おそらく火星に向かっている人々は地球から脱出できさぞかし嬉しかっただろう。
そして火星移住計画は終わりもう地球発火星行きのロケットはない。


国、政治、軍隊、警察、縛るものが無くなった今地球はまた争いが始まった。

生きるための。

残った食糧の取り合い、水の確保、そして自分の住む場所の確保。

しかし地球に残された人々はロケット打ち上げ台をうらやましそうに見上げながら倒れて行った。

倒れていく人は「俺もあのロケットに乗れていれば・・・・」

そんな言葉を最後にしていく人も少なくない。

そこからどんどん人口は減っていき。

火星移住計画終了時の人口66億人に対して今は推定4億人前後。



そして人類はまた新しく国を作った。
簡単だがルールを作り、食糧を分け合い、そして各自のプライベートスペースを作り、平和に暮らしていた。


これは昔「日本」と呼ばれた国に残された人達のことだが、おそらくほかの人々も同じようなことをやっているだろう。

人は人が多いほど一人になりたい種族だが、逆に人が少ないほど集まろうとする種族でもある。

僕はこんな地球に2150年 9月9日に生まれた。

過去のビルの残骸、緑で覆われた戦車、僕たちの遊び場はこんなところだった。

火星移住用ロケットを発射したときに生きていた人は僕の周りではいなくなりおそらくもう生きている人はいないだろう。

だからこの時の話は親から子へと言い伝えのように話され僕も同じように親から聞いた。

今では緑で生い茂ったこの星だから100年ちょっと前までは高層ビルが何本もあり、緑など人が植えた気休め程度しかなかった・・・なんて今の地球から考えることはできなかった。

この時僕は火星に行っていたらどんなに幸せな生活をしていたんだろうと思った。





つづく。


@新参者

コメントの投稿

非公開コメント

No title

いいね
最新記事
カテゴリ
検索フォーム
プロフィール

ぼっと

Author:ぼっと
・ニコ生
Name: ぼっと

・Ustream
Name: Bot-chan
チャンネル


【ニコニコミュニティ】廃墟放送局
最新コメント
カウンター
リンク
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。